
日坂宿(にっさかしゅく、にっさかじゅく) は、東海道五十三次の25番目の宿場である。
現在の静岡県掛川市日坂に当たり、東海道の三大難所(峠)の一つとされる小夜の中山の西麓に位置する。
宿場の西の入口には、事任八幡宮を擁する。古くは入坂、西坂、新坂など様々な字で記されており、大井川の畔の金谷宿と、塩の道と交差し城下町でもある掛川宿との間にあって、規模も小さかったが、江戸時代に入って正式に五十三次に加えられて整備され、字も日坂に統一された。
・事任八幡宮
・旅籠「川坂屋」
・旅籠「萬屋」
・旅籠「本陣跡」
・旅籠「池田屋(旧末広亭、市川初二郎生家)」
・高札場 – 正徳年間に設けられた。1873年(明治6年)に撤去されたが、現在は「東海道宿村大概帳」の記録に基づいて、天保年間の高札8枚(親子高札、毒薬高札、切支丹高札、火付高札、徒党高札、駄賃高札、伝馬高札、駄賃増高札)が復元されている。