
興津宿(おきつじゅく)は、東海道五十三次の17番目の宿場町。静岡県静岡市清水区にある。
1961年に当時の清水市と合併した旧興津町にあたる。
風光明媚で知られた清見潟は、古代、清見関(きよみがせき)と息津(おきつ)駅が置かれた。この場合の息津は現在の興津と異なり、西寄りの横砂あたりではないかと言われている。江戸時代には興津宿として東海道五十三次の17番目の宿場町として発展し、明治以降は鉄道が開通したことにより、西園寺公望などの元勲の別荘が建ち、避寒地として全国的にも知られていた。現在、清見潟の海岸寄りは埋め立てられ、清水港の興津埠頭となっている。
江戸時代
1601年-宿駅伝馬制度により興津宿駅が制定される。
1663年-府中に駿府代官所が置かれ、清見寺・興津・中宿・洞・薩埵・八木間がその支配下となる。承元寺は清見寺領。
1793年-興津・中宿・洞・八木間が韮山代官所の支配となる。